あとりえむ

『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

第14話 魔王軍、ホワイト企業化計画 ~3.5億マナの使い道。魔王様、娘のフィギュアを経費で落とすのは『広告宣伝費』として無理があります~

「では、臨時予算会議を始めます」魔王城・大会議室。重厚な円卓の上には、先日聖騎士団長から回収した『3億5000万マナ』と記された通帳が鎮座している。私は新調した魔導ロングコートの裾を払い、眼鏡のブリッジを押し上げた。「この資金を元手に、当軍...
『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

第13話 聖騎士団長の領収書、風俗店のロゴが入ってますが?

「……待て待て待て。魔王軍のCFOだか何だか知らんが、ここは神聖なる騎士団の本部だぞ!」 王都の中心にそびえ立つ、白亜の巨塔。 その最上階にある執務室で、聖騎士団長ゼガートは、脂ぎった顔を真っ赤にして机を叩いた。「貴様のような下賤な魔族が、...
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第12話 聖剣のバーゲンセール、始まります ~市場価格(ブランド)を守りたければ、在庫隠し《コントロール》をもっと徹底すべきでしたね~

「開けなさい。これはCFOとしての業務命令です」 私の冷徹な声が、武器商社『ロイヤル・アームズ』の地下倉庫に響く。 だが、脂汗を垂らした商人は、引きつった笑みを浮かべて首を振った。「は、はんっ! 業務命令だと? 笑わせるな!」 商人は、背後...
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第10話 魔王軍のCFO(最高財務責任者) ~世界征服の予算、赤字なんですけど?~

魔王城、最上階。そこは、世界を恐怖(?)に陥れる魔王軍の心臓部だ。重厚な扉が開かれ、私とアリス、ガントの三人は、玉座の間へと招かれた。「よく来たな。我が軍の英雄たちよ」玉座に座るのは、漆黒のマントを羽織った魔王。その威圧感は凄まじいが、なぜ...
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第11話 その聖剣、ボッタクリにつき ~魔王様、原価率5%の商品を定価で買うのは『経営不備』です~

魔王軍・特別監査室。 元は空き部屋だったこの場所も、今や魔王城で最も恐れられる「聖域」となっていた。 私は、新調した魔導ロングコートの重厚な袖口を整え、デスクに投影された「キャッシュフロー表」を冷ややかに見つめていた。「……魔王様。一つ、よ...
『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

第8話 潜入! 深夜のギルド支部長室 ~Sランクの盾役(タンク)は、通気口の中でも最強の防御力を誇ります~

深夜2時。王都、冒険者ギルド支部。すべての明かりが消え、静寂に包まれたビルの裏口に、一台のワゴン車が停まっていた。車内は、複数のモニターと機材で埋め尽くされている。即席の移動司令室だ。「――通信チェック。ガント、聞こえますか?」私がインカム...
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第7話 粉飾された決算書 ~異議あり。その監査は【法的根拠】を欠いています~

「……なるほど。書類上の辻褄は合わせたと」 私はヴァイパーの突きつけた「偽造議事録」を冷ややかに見つめた。 確かに、紙の上では完璧だ。だが、真実は別にある。「書類がどうあれ、金の流れ(ログ)は嘘をつきませんよ」 私は眼鏡を押し上げ、愛用の|...
『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

第9話 逆転の証人喚問 ~貴方の弁護は完璧でしたが、スポンサー(株主)は納得していないようです~

翌日。冒険者ギルド本部、大会議場。 年に一度開かれる「ギルド総会」。 そこには、ギルドに出資している大貴族や王国の財務官僚たち――いわば、この組織の「株主(オーナー)」たちが集まっていた。 壇上には、ふんぞり返るガストン支部長と、その横で涼...
『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

第6話 その接待交際費、誰と飲みに行きましたか? ~ギルド支部長、貴方の「会議」はキャバクラで開催されるのですか?~

魔王城の一角にある、真新しいオフィス。 ドアには『魔王軍・特別監査室(クリフ事務所)』のプレートが輝いている。 その室内で、私の直属の上司――技術開発局長のアリス(猫耳パーカー姿)は、スプーンをくわえて至福の表情を浮かべていた。「んん~っ!...
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる ~「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら、世界中がパニックになっていますが?~

第60話:こまめな手入れと、終わらない日常

──世界は、美しく生まれ変わった。 数日後。地球全土は、かつてないほどの熱狂と歓喜の渦に包まれていた。 空を覆っていた不気味なバグのノイズは完全に消え去り、澄み切った青空がどこまでも広がっている。色抜けしていた大地は息を吹き返し、世界中のS...