『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

第15話 魔王株式会社、爆誕。 ~『黄金株』を持たずに上場するのは、鎧を着ずに戦場に出るのと同じですよ~

「――というわけで。本日をもって魔王軍は『株式会社化』します」魔王城・大会議室。私の宣言に、魔王ゼノンはきょとんとした顔で首をかしげた。「かぶしき……がいしゃ? なんだそれは? 新しい必殺技か?」「いいえ。組織形態のことです」私は手元の石板...
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第16話 魔王軍の合同会社説明会、倍率300倍の大盛況 ~伝説のドラゴン様、洞窟で金貨を抱いて寝るのは『死に金』ですよ。当社のストックオプションで運用しませんか?~

株式会社デーモン・ホールディングス、設立記念・第一回合同会社説明会。魔王城の前広場には、再就職を夢見るモンスターたちで長蛇の列ができていた。「すごい数だな……。これも魔界の不景気のせいか」警備担当のガントが、整列用のロープを張りながら額の汗...
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第14話 魔王軍、ホワイト企業化計画 ~3.5億マナの使い道。魔王様、娘のフィギュアを経費で落とすのは『広告宣伝費』として無理があります~

「では、臨時予算会議を始めます」魔王城・大会議室。重厚な円卓の上には、先日聖騎士団長から回収した『3億5000万マナ』と記された通帳が鎮座している。私は新調した魔導ロングコートの裾を払い、眼鏡のブリッジを押し上げた。「この資金を元手に、当軍...
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第13話 聖騎士団長の領収書、風俗店のロゴが入ってますが?

「……待て待て待て。魔王軍のCFOだか何だか知らんが、ここは神聖なる騎士団の本部だぞ!」 王都の中心にそびえ立つ、白亜の巨塔。 その最上階にある執務室で、聖騎士団長ゼガートは、脂ぎった顔を真っ赤にして机を叩いた。「貴様のような下賤な魔族が、...
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第12話 聖剣のバーゲンセール、始まります ~市場価格(ブランド)を守りたければ、在庫隠し《コントロール》をもっと徹底すべきでしたね~

「開けなさい。これはCFOとしての業務命令です」 私の冷徹な声が、武器商社『ロイヤル・アームズ』の地下倉庫に響く。 だが、脂汗を垂らした商人は、引きつった笑みを浮かべて首を振った。「は、はんっ! 業務命令だと? 笑わせるな!」 商人は、背後...
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第10話 魔王軍のCFO(最高財務責任者) ~世界征服の予算、赤字なんですけど?~

魔王城、最上階。そこは、世界を恐怖(?)に陥れる魔王軍の心臓部だ。重厚な扉が開かれ、私とアリス、ガントの三人は、玉座の間へと招かれた。「よく来たな。我が軍の英雄たちよ」玉座に座るのは、漆黒のマントを羽織った魔王。その威圧感は凄まじいが、なぜ...
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第11話 その聖剣、ボッタクリにつき ~魔王様、原価率5%の商品を定価で買うのは『経営不備』です~

魔王軍・特別監査室。 元は空き部屋だったこの場所も、今や魔王城で最も恐れられる「聖域」となっていた。 私は、新調した魔導ロングコートの重厚な袖口を整え、デスクに投影された「キャッシュフロー表」を冷ややかに見つめていた。「……魔王様。一つ、よ...
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第8話 潜入! 深夜のギルド支部長室 ~Sランクの盾役(タンク)は、通気口の中でも最強の防御力を誇ります~

深夜2時。王都、冒険者ギルド支部。すべての明かりが消え、静寂に包まれたビルの裏口に、一台のワゴン車が停まっていた。車内は、複数のモニターと機材で埋め尽くされている。即席の移動司令室だ。「――通信チェック。ガント、聞こえますか?」私がインカム...
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第7話 粉飾された決算書 ~異議あり。その監査は【法的根拠】を欠いています~

「……なるほど。書類上の辻褄は合わせたと」 私はヴァイパーの突きつけた「偽造議事録」を冷ややかに見つめた。 確かに、紙の上では完璧だ。だが、真実は別にある。「書類がどうあれ、金の流れ(ログ)は嘘をつきませんよ」 私は眼鏡を押し上げ、愛用の|...
『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

第9話 逆転の証人喚問 ~貴方の弁護は完璧でしたが、スポンサー(株主)は納得していないようです~

翌日。冒険者ギルド本部、大会議場。 年に一度開かれる「ギルド総会」。 そこには、ギルドに出資している大貴族や王国の財務官僚たち――いわば、この組織の「株主(オーナー)」たちが集まっていた。 壇上には、ふんぞり返るガストン支部長と、その横で涼...