追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる ~「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら、世界中がパニックになっていますが?~

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第20話:大掃除の基本は『断捨離』

太陽の表面に、巨大な「差押シール」が貼られた絶望的な状況。 だが、灰坂ソウジの目は死んでいなかった。 むしろ、頑固な汚れを前にした職人の、静かな殺気を放っている。「いいか、よく見とけ。シール剥がしの極意を教えてやる」 ソウジは背負った『ケル...
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第19話:神の威光は『しつこいシール跡』

太陽の真上に降臨した、光の巨人。 天界の支部長こと『大天使長』は、圧倒的な威圧感でソウジたちを見下ろしていた。「下等な清掃業者よ。貴様らの無礼な振る舞いは、天界への反逆と見なす」 大天使長の声が、宇宙空間をビリビリと震わせる。「よって、この...
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第18話:アカシックレコードは『散らかった古新聞』

監査官(自治会長)を追い返してから数時間後。 太陽の地平線の彼方から、地響きのような羽音が聞こえてきた。「なんだ? ハチの群れか?」 ソウジが手をかざして見ると、そこにいたのはハチではなかった。 銀色の鎧に身を包み、槍や剣で武装した『天界・...
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第17話:天使は『細かいことを言う自治会長』

太陽の表面(現場)にて。 作業中のソウジたちの前に現れたのは、背中に真っ白な翼を生やした『天界の監査官(上位天使)』だった。 神々しいオーラを放っているが、腕には「風紀委員」みたいな腕章をつけ、手には分厚い石版(バインダー)を持っている。 ...
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第16話:太陽は『焦げ付いたIHヒーター』

灼熱の地獄。 表面温度6000度、中心温度1500万度。 そこは、あらゆる生命が瞬時に蒸発する絶対の死地――太陽(サン)だ。 しかし。 その燃え盛る恒星の表面に、呑気な音が響いていた。 ガリ……ガリ……ガリ……。「ふぅ。やっぱり現場(ここ)...
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第15話:そして伝説の清掃員へ

宇宙での大仕事を終え、灰坂ソウジたちが地球に帰還した日。 世界は狂乱の渦にあった。「英雄の帰還だあああああ!」「ソウジ社長! こっち向いてー!」「クリーン・ファンタジー社、万歳!」 空港から本社ビルまでの道中、数十万人のパレードが彼らを出迎...
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第14話:宇宙(そら)からの眺めも、仕事場の一部

ブラックホールという名の「排水溝詰まり」を解消し、宇宙に静寂が戻った。 灰坂ソウジとクリーン・ファンタジー社の面々は、オリハルコンの足場の上で、作業後の休憩を取っていた。「ふぅ……。終わりましたね」 剣崎がヘルメットの中で荒い息を吐きながら...
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第13話:ブラックホールは『詰まった排水溝』

剣崎の神懸かり的な分別作業によって、スペースデブリの山は綺麗に片付いた。 だが、安堵したのも束の間。 ゴミが消えたその空間で、さらなる異常事態が発生した。 ゴゴゴゴゴゴゴ……! 真空の宇宙空間であるにも関わらず、腹の底に響くような振動が伝わ...
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第12話:スペースデブリは『不法投棄の山』

月面のホコリ掃除を終えたソウジたちは、地球への帰還ルート上で立ち往生していた。 目の前に、行く手を阻む「巨大な壁」があったからだ。「うへぇ……。こりゃまた、派手に散らかしたもんだな」 地球の衛星軌道上を漂う、全長数千キロメートルに及ぶゴミの...
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第11話:月面は『ホコリっぽい屋根裏部屋』

地球を「洗濯」してから数週間後。 株式会社クリーン・ファンタジーの一行は、アメリカ・フロリダ州のロケット発射基地にいた。「おいおい、正気か? 本当にその装備で行くつもりか?」 NASAの長官が、真っ青な顔でソウジを指差している。 周囲の宇宙...