『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

『経費削減がうるさい』と追放されたSランクパーティの会計係、実は世界経済を裏で操る『監査の魔王』だった件 ~勇者様、装備のサブスク料金が未払いなので、その聖剣は今からただの鉄屑です~

第50話 最強の敵は「法律」。ヴァイパー再び ~その「世界征服」という経営理念、上場審査で落ちますよ~

地底証券ゴブリン・サックスを主幹事に迎えてから数日後。 魔王城の|CFO《最高財務責任者》室は、上場準備(IPO)の書類作成という、地味かつ過酷な戦場と化していた。「クリフぅ〜、この『有価証券届出書』の項目多すぎない? 『事業のリスク』だけ...
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第49話 主幹事証券が見つからない ~手数料10%? 結構。その代わり「株価安定操作」は御社の責任ですよ~

株式会社デーモン・ホールディングス、|CFO《最高財務責任者》室。 私は頭を抱えていた。 机の上には、人間界の証券会社から送り返された書類の山が築かれている。「……また『不承認』ですか」 私は溜息をつき、直近の一通をシュレッダーにかけた。 ...
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第48話 1兆マナの使い道と、CFOの新たな野望 ~「勇者」は職業ではなく、ただの役割になります~

魔王城、最上階。 かつては魔王の私室だったこの場所は、今では大型の円卓とホワイトボードが置かれた、近代的な「役員会議室」へと改装されている。 だが、今日の議題はいつになく重い。 円卓の中央に置かれた、一冊の分厚い決算報告書。 そこには、今回...
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第47話(第2部完結) 監査報告書(クローズ) ~魔王軍株式会社、次なる野望(IPO)へ~

魔界、魔王城。 一週間もの間、薄暗い「予備電源(バッテリー)」による節電モードで凌いでいた城内に、ついに活気が戻った。 地下プラントの再稼働により「主電源」が復旧。赤い非常灯が消え、いつもの煌々とした魔法照明が輝きを取り戻したのだ。 最上階...
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第46話 新経営体制(ニュー・マネジメント) ~聖教国株式会社化計画~

聖教国の首都に、新しい朝が来た。 だが、その空気は以前とはまるで違っていた。 狂信的な熱気も、バブルの浮かれ騒ぎもない。あるのは、祭りの後の静寂と、これからどうなるのかという不安だけだ。 大聖堂のバルコニー。 かつてキョウヤが立ち、神を演じ...
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第45話 債務整理(リクイデーション) ~新・生体フィルター、導入のお知らせ~

大聖堂前の広場は、夜明け前の静寂に包まれていた。 暴動を起こしていた群衆は、衛兵たち(デーモンHDからの特別手当で寝返った者たち)によって鎮圧され、遠巻きに事の成り行きを見守っている。 瓦礫の山となったステージの中央。 そこに、後ろ手に縛ら...
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第44話 帳簿の修正(ロールバック) ~魔法ではなく、実務的な「送信取消」~

聖教国エリュシオン、大聖堂の地下深く。 そこは、厳重なセキュリティゲートに守られた「中央銀行ホストルーム」だ。 ひんやりとした冷気が漂う巨大な空間。 壁一面に並ぶ魔導サーバーが、規則的な明滅を繰り返している。「……ここが、この国の心臓部か」...
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第43話 神の正体(チートアイテム)攻略戦 ~損益分岐点を超えた暴走~

「あぁぁぁ……力が、力が溢れてくるぞォォォッ!!」 大聖堂前広場。 キョウヤの身体が、禍々しい黄金のオーラに包まれていた。 彼は魔導車椅子のコンソールを乱暴に操作し、出力レバーを限界(レッドゾーン)まで押し込んでいた。「ア……が、アァァァッ...
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第42話 敵対的買収(テイクオーバー)失敗!? ~女神のフェロモン vs 漢の汗~

「ひれ伏せ! 『|女神の愛液(アフロディーテ・パルファム)』!!」 キョウヤが掲げた香水瓶から、ピンク色の霧が爆発的に広がった。 それは物理的な煙ではない。魔力ですらない。 この世界の法則を無視して、生物の本能(リビドー)を直接書き換える「...
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第41話 最後のあがき(降臨祭) ~神は細部に宿らず、演出に宿る~

聖都の夜空が、真昼のように輝いていた。 大聖堂を中心として、半径数キロメートルに及ぶ巨大な魔法陣が展開されている。 その光源は、大聖堂の尖塔に張り付けられた一人の青年――アルヴィンだ。「ア……ァァ……ッ!」 彼の悲鳴は、増幅された賛美歌によ...